法話
払子(ほっす)
僧侶が使う法具のひとつに、「払子(ほっす)」があります。払子とは獣毛や麻などを束ね、それに柄をつけたものです。その昔インドでは虫類などの殺生が禁じられていました。修行中、蚊などの虫に悩まされていた僧侶は、それを殺すことなく追い払うに為に使われたのが払子の始まりといわれています。その後、仏教の伝来とともに中国を経て日本へも伝えられました。 |
僧侶が使う法具のひとつに、「払子(ほっす)」があります。払子とは獣毛や麻などを束ね、それに柄をつけたものです。その昔インドでは虫類などの殺生が禁じられていました。修行中、蚊などの虫に悩まされていた僧侶は、それを殺すことなく追い払うに為に使われたのが払子の始まりといわれています。その後、仏教の伝来とともに中国を経て日本へも伝えられました。 |