浄土系寺院の本堂には、内陣(ないじん)と外陣(げじん)があり、その内陣と外陣を分ける木の柵を、結界(けっかい)といいます。 外陣は我々がいる現世のことです。それに対して一段高い位置にある内陣には阿弥陀如来を安置した御宮殿(おくうでん)が置かれていますが、これは西方極楽浄土の様子を表現したものです。 寺院によって、本堂内陣はそれぞれ雰囲気が違っていますが、それはそれぞれの浄土観によるものでもあります。 平成25年5月 西生寺HPにて掲載