法話
香偈(こうげ)の一文
皆さん方は、御自宅のお仏壇へ向いお参りをされる際には、お線香をお供えされることと思います。あるいは、ご法事やお葬式の時にはお焼香をされることでしょう。仏事においてお香を焚くということは、無くてはならない最も大事な作法のひとつであります。では、なぜお香を焚くのでしょうか。 「願我身浄如香炉 願我心如智慧火 有り難い仏様の教えを頂戴するにあたり、先ずはお香を焚き、自らの身体と心を浄めます。また我が身と共にこの道場を浄めて、仏様をお迎え致します。そして阿弥陀様及び全ての仏様、また、ご先祖様に対しご供養をして、わたくし自身は如来様の功徳により、その御教えに逢わせて頂きます。 |